話したい!という気持ちをへし折っていたのだろうか

私が過去英語関連で関わらせてもらったり、

今現在関わらせてもらっている子どもさん

たちに共通している微笑ましいことは、

みんな教室に来るまでに自分の身の回りで

起こった出来事を誰かにいっぱい聞いて

欲しいんだなぁということ。疑問に思った

ことを先生側にいっぱい投げかけてくれる

子もいます。


でもそこに葛藤が生まれることも。


自分は物心ついたときは親以外の大人

には緊張して全然喋れなくなるタイプ

だったので、みんなのフレンドリーさ

にすごいなぁ、と驚いたり、別に愛想

がいいわけでも何でもないこんな大人

(⇒私)によく色々話したいと思って

くれるよなぁ(ありがとう涙)なんて思い

ながらいつも話を聞いていました。


話をしだすときのみんなのあの目の

輝き。


それを見てたら、「今は英語の時間

だから日本語じゃなくて英語を使

おうか」と制止するのが正直しのびなく、

かといって日本語で話しをずっと聞いて

いると英語のレッスンにならないから

ある程度のところで止める必要が

あるし、とはいえ言葉の発達やら

人格形成の大事な時期にいる皆に

対して話さないように制限をかけ

るのは後々悪影響がでないのかとか、

色々と考えてしまい、何かうまい方法

はないかとよく思っていました。


自分がスクールのルールを破って
混乱させてしまうのも違うし。


英語の場という前提があるし、

みんなと過ごすのは1週間に1時間や

2時間と短い。それを考えると悪影響

って考えるのはちょっと行き過ぎで

大げさなのかもしれない。でも子ども

のときに大人からされた理不尽な扱い

とか「なんで?」って思っていた

こととかって傷として残ってたり

覚えてたりするよなぁなんて思っ

たりして。


英語のみという制限がかかると

言いたいことの少しも伝えられ

なくなるからだいたいみんな

黙って個性がちょっと薄くなる。

英語ででも完全に個性が消える

わけではないけど。


英語教室なんだから英語を使うのは

当たり前。と割り切ればいいと

いえばいいのかもしれない。


でも子ども側からみると、話したい

ことがあって聞いて欲しいことが

あるのにそのタイミングでそれを

話すなと言われるのって自分だった

らどうかなと思ってしまったり。


そんなかんじで、うーん・・・

と考えさせられることがよく

ありました。


レッスン中に私語で他の生徒さん

のことは構わず日本語でベラベラ

気にせず話すのもOKとかそういう

ことが言いたいんじゃない。


でも英語とか日本語とかじゃなくて

どっちも大事なことばの教育なのに

と思っている自分がいる。


教育にかかわってる側として英語教室

は英語でレッスンしたらそれでOKと

いうわけでもないはず。


話をよく聞いてるとその生徒さんの

ことをすごくよく学べるしレッスンの

ネタの宝庫だったりもするし、話を

聞くことでこちらも大切なことを

たくさん教えてもらえる。


みんなのことちゃんと知りたい。

人として話しかけられたら礼儀と

してちゃんと話を聞きたい。それは

大人だからとか子どもだからとか

関係ないっていうのもあったり。


これまで関わったみんなには

ぜひともこれからもたくさん

話したいことを自由に話して

それをいろんな人に聞いて

もらう経験をたくさんして

欲しい。


Don't stop sharing!

個別徹底学習英語コーチングapple

三重県津市の英語コーチです。英語コーチングを通して、英語力の向上はもちろん、一人ひとりの考える力をじっくりと磨き、自分らしさを発見するお手伝いをします。自分の言葉で自分なりに表現することを重要視し、自分を掘り下げて広げていけるお手伝いができるような授業を心がけています。

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