論文に取りかかる前にまず読んだ2冊
写真の2冊は私にとって英語教育+学習を
続けていく上で教科書としてずっと手元に
置いて何回も読み直したい本です。
大学院のスクーリングでは論文演習の
授業が必ずあって、指導教授と同期入学の
3名に加えて長期履修者(2年以上かけて
学位取得を目指す人)がそれぞれの研究
テーマについて発表したり、論文執筆の
際に必要な考え方やスキルについての
講義を受けたりしました。
院1年目の夏のスクーリングまでに応用
言語学全般について書かれた文献を2冊
探して読み、要約を作成する課題が出て
いた私たち。そこで私が選んだ2冊が
写真の本でした。指導教授からもこの2冊
とってもいい本だよとのお墨付き。
当時はとにかく読んで要約を書かない
とスクーリングやばい!というプレッ
シャーでいっぱいすぎたけど、
院で色々と勉強して、論文を書き終えて
卒業して、appleをはじめて何年かした
今、ジワジワとジャブのようにこの2冊
の良さを感じるようになってきました。
青い「ベーシック応用言語学」の方は
タイトルにもあるように、言語習得の
モデルから言語処理、学習者の特性、
教授法から学習の評価までをカバーし
ているので、英語学習にまつわる
大事な全体像が見える一冊かなと思い
ます。私個人としては評価について
書かれた章に特に気づきがありました。
どう教えると効果的なのかばっかり
頭にあったけど、学びっぱなし、学ん
で終わりは確かにダメやって(汗)。
危ない危ない。305ぺージ。
写真手前の「第2言語習得と母語習得
から『言葉の学び』を考える」も
タイトルにある通り、英語を母語と
する子どもの言語習得と英語学習者
の英語習得時の類似点や相違点、
言語習得のアプローチ、そして最後は
英語学習者や教育へのヒントについて
述べられた一冊です。259ページ。
個人的にはこちらの本の方が青い方
よりとっつきやすかったかな。
ページ数や目次を見ると一目瞭然
ですが、かなり詳細にわたって
ガッツリ解説がなされている2冊。
一気読みは難しいけど、じっくり
読んだあとは、言語習得に対する
知識がいっぱいつき、気づきも
たくさん得られると思います。
おススメ。
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