ルイス・サッカーのSideways Stories from Wayside Schoolシリーズ

"Holes" (邦題:「穴」)が代表作のアメリカの

児童文学作家ルイス・サッカーさんのSideways

Stories from Wayside Schoolシリーズ。一冊目

は1978年出版、写真真ん中の2冊目が1989年、

そして写真手前の3冊目が1995年。2020年には

25年ぶりにこのシリーズの新作がでました

("Wayside School Beneath the Cloud of

Doom")。版によって表紙が違います。


一言でいうと、へんてこりんな学校に通う

へんてこりんな先生と生徒のへんてこりんな

物語。結構ぶっとんでます。非現実的すぎる

のでへんてこりんで終わらせるとそれまで

なのですが、読み込んでいくと現実世界

にも当てはめられる教訓があったりして、

意外に深い本でもあると思います。でも

まずはあんまり深く考えず、ぜひへんてこり

んな世界を思う存分味わってみてください。

私は読んだことないけど日本語に翻訳もされ

ています(ウェイサイド・スクールシリーズ)。


この本の1冊目"Sideways Stories from

Wayside School"は、大学院で必須科目だった

アメリカ文学のクラスの課題図書でした。


この本のいいところは、シリーズを通して

1冊が30の異なる物語の短編になっている

ところ。1冊目に関しては30人の先生と生徒の

紹介になっています。2冊目からは1冊目に

出てきた先生と生徒たちを通して話が進んで

いきます。1つの章はそれぞれ大体6ページ

の構成。英語ネイティブの8~12歳のお子

さん推奨の本ですが、年齢関係なく英検

準2級~2級の英語力があれば楽しめるの

ではという印象です。話が本当にへんてこ

りんなのでそれを理解するのに「どういう

こと?」となる可能性はありますが、洋書の

入り口としても、言語関係なく普段あんまり

本を読まないという方にとってもこのシリー

ズは負担なく読める本ではないかなと思い

ます。教える側の利点としては、リーディン

グのレッスンとしてこの本でできることが

いっぱいあること。あとペーパーバック

なのでお手頃な料金で手に入れられる

ことと日本で手に入れやすいことも利点。


appleの生徒さんとはこの本の1冊目を使って

復習がてらまずは口頭で読んだ章について

話し合ってから、各主人公についてまとめ
たり、面白いと思った点や、疑問点、主人公
に質問してみたいこと、そしてお気に入りの
章やその理由などを書くレッスンをしてい

ます。そこで生徒さんの作文能力や要約力を

チェックしたり、質問形式で英語を書けて

いるかチェックしたりしてます。


ちょうど1冊目を終えてウェイサイド・

スクールのみんなの紹介が終わったところ。

これからこのみんなを巻き込んでどんなスト

ーリーが展開されていくのかとっても楽しみ

です。

個別徹底学習英語コーチングapple

三重県津市の英語コーチです。英語コーチングを通して、英語力の向上はもちろん、一人ひとりの考える力をじっくりと磨き、自分らしさを発見するお手伝いをします。自分の言葉で自分なりに表現することを重要視し、自分を掘り下げて広げていけるお手伝いができるような授業を心がけています。

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