人からもらった大事にしている言葉

人からかけてもらった言葉で自分が今も

大事にしている言葉が2つあります。

偶然どちらも音楽の場でもらったもの。

偶然2人とも今は亡き人。一人は言葉を

かけてくれた5か月後に、もう一人は1年前

に突然亡くなりました。だからもしかした

ら余計自分の心に残っとるのかもしれやん

けど。この2つの言葉は音楽を演奏するとき

だけじゃなくて、いろんなことをやっていく

上で大事な考え方だと思うし、年々この2つの

言葉の重要度が増している気がします。


一つ目は「Enjoy!」

モンタナ大学のマーチングバンドで同じ

パートだったNickからかけられた言葉。

編入1年目の2004年。バッテリー(マーチング

ではスネア、テナー、シンバル、ベースドラ

ムのことをこういう)のメンバーは、ほぼ

音楽科専攻の人たち。秋セメスターが始まる

前にあるバンドキャンプ当日にいきなり

現れた、見たこともない日本人の私。先生

も他の人も「この人誰?」状態。「ごめん、

君が来るの知らなくて」みたいな。そんな状

態の中、ガタイも奏でる音も大きくて技術も

高い人たちの中でやっていけるのか最初は

かなり不安やった。演奏スタイルも日本と

全然違う。がむしゃらにみんなについてこう

としてた時にちょくちょく「調子どう?」と

か「You're doing  really great!」、そして

「Enjoy!」って声をかけてくれたのが

スネアドラムを担当していたNick。


「Enjoy!」は、なんてことない言葉やけど

不安で緊張してた自分の心がその言葉を

聞いたときにフワッとやわらいだ。それ

以来、自分が何かをしようとするときに

楽しむ心を忘れないようにしたいって

Nickの言葉を思い出すようになった。

そして自分も他の人にも同じように

「Enjoy!」って声をかけるようになった。


2つ目は「ハートは熱く、マインドはクール

に」。これは高校の部活の先輩が大事に

しとった考え方。大学卒業後、2007年に

日本に完全帰国してから所属したOBバンドで

よく言われた言葉。観客から見ると演奏者は

情熱的に熱を込めて演奏しているように見え

るかもしれん。でも演奏側は実は緻密に

色んなことを同時進行で考えながらすごく

冷静に演奏してる。いい演奏をするため

にも冷静さを忘れるな。そんな意味合いの

ことをよく言われた。


この言葉、自分が一人で仕事をしていく

ようになった今、めちゃくちゃ沁みてる。
内に沸々と熱い心は持ちながら、でもそれ
だけで突っ走っていくとどこかでガタが
きたり燃え尽きたりしてうまくいかない。
自分がやりたいことを長くやっていくため
には、冷静に考え緻密に行動していく必要が
ある。そんなことを去年新しいことに挑戦
して試行錯誤していく中で段々と感じる
ようになりました。


この2つの言葉はもう10年以上大事にしてる

けど、今の自分にとってこの2つの言葉の

重要度が最高潮に達してます。じんわり

じんわりと。なんか不思議。

Thank you, you two!!

個別徹底学習英語コーチングapple

三重県津市の英語コーチです。英語コーチングを通して、英語力の向上はもちろん、一人ひとりの考える力をじっくりと磨き、自分らしさを発見するお手伝いをします。自分の言葉で自分なりに表現することを重要視し、自分を掘り下げて広げていけるお手伝いができるような授業を心がけています。

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